読売新聞の1面コラム「編集手帳」。
「編集手帳」の文章の組み立て方を、段落ごとに区切って見て学びます。
途中の段落を空欄にしているので、クイズっぽく考えてみましょう。
ついでに時事ネタ・雑学も身につくはず。
2024.3.12 編集手帳
全5段落紹介
◆1 夏目漱石は当て字を好んで使ったという紹介。「五月蠅い」や「八釜しい」など。
◆2 ・・・
◆3 ・・・
◆4 「新しい言葉は増えるのに新しい漢字はなぜ増えない?」という小学生の作文。創作漢字→光に首で「スマートフォン」。姿勢が悪いという注意喚起にもなると作者は述べる。
◆5 ・・・
(◆1→◆5まで、どのように話をつなぐか、考えてみます)
◆1 要点
夏目漱石が当て字を好んで使ったという紹介と、「八釜しい」という当て字の語源を紹介しています。
釜が八つもあったらやかましいよね、ということみたいです。
◆2 要点
「五月蠅い」という当て字の語源も紹介しています。
漱石は、本来の「うるさい」という意味以外も含ませようとしているのだろうか?
◆3 要点
一転して、読売KODOMO新聞が毎年小学生から募集している作文の話題となります。
気になる1編があったとのこと。
(なんでいきなり?とあっけにとられますが、次の◆への導入となっているんだろうなと想像できます)
◆4 要点
その作文で「どうして新しい漢字が増えないのか」という疑問が書いてあったそうです。
その小学生は創作漢字で、へんに光、つくりに首をおいて、「スマートフォン」と読ませたそうです。
「スマホを見ているときは首が曲がっている、注意喚起にもなる」と告げています。
◆5 要点
常用漢字は増えないのか、文化庁さん。という締めです。
(こどもたちは柔軟な考えをもっているのに、大人たちは凝り固まった考えだから漢字を増やそうとしないのでは?と皮肉っぽい感じがします)
まとめ
◆1 夏目漱石は当て字を好んで使ったという紹介。「五月蠅い」や「八釜しい」など。「八釜しい」のという当て字の紹介。
◆2 「五月蠅い」という当て字の紹介。当て字にすることで、本来の意味以外の意味を含ませているのでは?
◆3 一転して、読売KODOMO新聞が募集した作文で少々驚いた一編の紹介。
◆4 「新しい言葉は増えるのに新しい漢字はなぜ増えない?」という小学生の意見。創作漢字。光に首で「スマートフォン」。姿勢が悪いという注意喚起にもなると作者は述べる。
◆5 こんな漢字が増えないんでしょうか、文化庁の担当の方。
(「スマートフォンを漢字で表すことで注意喚起にもなる」という小学生のアイデアが載った作文を紹介するために、夏目漱石が当て字を好んで使うということを導入部に持ってきたんですね。
導入部が面白いと、話に引き込まれますね。)
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